株式会社細野晃義写真事務所・細野晃義行政書士事務所のホームページ

  • ゼロから形にする中毒性。

    おそらくと言いますか、さほどご興味無いかも知れませんが、拙著が発売されます。

    なかなか感慨深いところもありますが、詳細については時期を見ながらこちらに書こうと思います。

    まぁ、それにしても何かを「形」にするってのはほんと大変です。これまでもいろんなものを「ゼロから形にする」ということをしてきましたが、そんな過去の経験を越える苦労をしました。

    独立(個人事業)、事業を作る、会社を作る、などなどけっこうゼロからやった経験も自負もありましたが、そんな「過去の経験」はさほど役に立たず、「新たなゼロから経験」をしました。

    本心からこんなことをやるくらいなら平々凡々と暮らしたほうが良いし、当事務所は「写真事務所」なのだからそれだけに注力し頑張れば良い。

    でも、一度でも「ゼロを形にした人」にはわかる、達成感や快感はなかなか忘れられない経験です。基本的に写真事務所なのだから頼まれ仕事だけしていれば良いのです、が、頼まれ仕事だけやっていると疑問がというか不満が募るんです。結果的に相手に合わせることだけを考えてしまう。

    相手に合わせる、ということはとても大事で、これを全うされている方もおられるので私ごときがとやかく言うつもりは無いです。ただ、個人的にはそれをしつつもやはり「ゼロから形にする」というある種中毒性のあることに興味があるわけです(その結果無用な苦労をたくさんするのですが・・・)。

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    どんな些細なことでも、今まで自分がやったことが無いようなことはすべて「ゼロ」で、それが何かしら結果や形になったときの快感は、、、中毒性があるので用心してくださいw

     


  • 旅の荷物の移り変わり

    もう先月の話ですが、上海出張に行ってきました。昨年も行ったので現地での勝手はだいたい分かっていたものの、今年は昨年とは二週間ほど遅い時期に行きました。

    それで昨年は梅雨時真っ只中で雨に悩まされましたが、今年は梅雨明けの「猛暑」に苦しめられました。毎日気温が40度以上と正直なところこの二年ほど上海行きましたが良い思い出がありません。むろん、仕事なのでそんな楽しいわけもないのですが、気候が厳しいとテンションが上がりません。

    基本的に上海市内は地下鉄で移動するので、地下に入れば冷房が効いているのでさほど辛くは無いものの、駅からホテル、立ち寄り先など行くときは命がけです。毎日3Lかそれ以上の水を飲んでたと思うのですが、トイレに行きたくなることがないくらいに汗をかきます。また、上海はどこも人だらけのイメージですが、暑さのせいかトイレはどこも空いてました。

    さて、余談はさておき、ここ数年で海外行く機会が増えており、それなりに仕事があるということでありがたいのですが、ふと荷物を見ていると10年ほど前の旅の荷物とはガラッと様子が変わっています。

    ●モバイルWIFI

    昨年はレンタルして持って行っていましたが、借りる手間と返す手間が面倒なので手持ちのSIMフリーのWIFIルーターに現地のSIMカード挿して使うことにしました。

    基本的に中国国内のインターネット環境は日本と異なり、アクセスできるサイトに制約があって不便です。でも、出発前にチャイナモバイルの香港版SIMカードを買い、現地で設定して使えば閲覧できるサイトの制限はなくなります。

    そうは言っても昔は旅先でインターネット環境を探すという作業があったり、コイン式のPCでメールチェックなどしてた時代もあり、とりあえずどこでもメールチェックやWebサイトの閲覧ができるようになったのはあの頃と比べたら夢のようです。しかも、たいていの調べ物はスマホで済むし、むろん、道案内もやってくれます。道ばたで地図と方位磁石でうろうろしていた時代がバカみたいです。
    (※中国ではグーグルマップはほぼ役に立ちませんのでご注意を)

    ●増えるガジェット

    さて、便利にはなりましたがそれに伴い、持ち歩くガジェットが増えたのも事実です。充電ケーブルの類いがほとんどですが、それに加えて充電器や現地のコンセントに変換するためのアダプター、万が一に備えてのモバイルバッテリーと持ち歩くものが増えました。基本的にバックパックで移動することを常としていますので、昔に比べるとそれだけで2Kgは重量が増えたと思います。


    ※左が愛用のバッグパック(31L)。これにだいたい荷物が収まります。あまりに軽装過ぎて毎回帰国時に税関の担当者に「これだけ?」と言われますw

    ●ノートパソコン

    昔もパソコンを持ち歩くという旅のスタイルはありましたが、いかんせんバックパック一つでの移動となるとそう持ち歩けるものではありません。でも、今年から愛用しているこのASUS EeeBook X205TAは重量が1kg以下という驚異の携帯性とバッテリーの持ち時間なのでこれを持ち歩いています。ただ、正直なところ性能的には動作が遅かったり容量が少ないなど不満はありますが、メールや表計算、ネットサーフィンくらいなら辛うじて実用レベルで使えます。

    しかし!私がこれを選んだ大きな理由は「ACアダプターのサイズ」なのです。

    同価格帯のノートPCの中では最小(当時)だったと思います。本体性能にばかり気が行くのですが、どんなに本体が高性能、コンパクト、軽量であってもACアダプターがデカいと全く意味が無いのですよ。

    ただ、これだけでも、昔は旅先でネット回線やらパソコン探していた時代からするとずいぶん便利になったもんです。

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    こうして見るとずいぶんと便利になったと今回の道中ずっと思っていました。ただ、そうは言ってもこうしたガジェットの類いはバックパックの重量増加に直結し、時間とともに身体疲労に影響するということも事実でして、そこはそろそろバックパック卒業じゃなかろうかな、とは思いました。

    ちなみに、「変わらない物」があるとしたらカメラです。ずっとリコーのGRシリーズです。サイズに関してのレベルではクリアしています(※性能面で不満はあるのですが・・・。)

    不満はあるものの、そもそもカメラに詳しくないのでGR以外の選択肢を知らないというか考えたことも無いのですけどね。


  • いつもと違う風景。

    この一年半ほど前から左膝の痛みに悩んでた。

    それで症状としては深く屈伸すると僅かに痛む程度の症状ながら、これがなかなかメンドクサイ。撮影の時は割と動き回る方なのだが、その都度痛む。また、日常生活に支障は無いものの、立ち上がったりするときに痛む。

    いくつかの病院に行ったものの、「脂肪の塊(いわゆる脂肪腫)が左膝の半月板の上にある」という程度の診断でらちがあかない。そんな状況が一年近く経過したものの、やはりこのままだとこの先イライラしながら生きるのも不便だ。それで昨年の11月頃に関節関係で評判の病院を見つけ、そこで診察を受けた。今までの病院との違いはMRIを撮影したことだが、やはり「脂肪腫」とのこと。その後リハビリをしたものの改善されず、とりあえず脂肪腫を取る手術を受けることにした。

    ただ、さすがに手術となるとそう簡単にスケジュールを空けられず、やっと2月に入って手術することができた。これで改善するかまだ定かではないものの、原因と思われる要因を一つずつ排除しなければ「次の策」が練れない(経営も一緒だと思うけど)。

    それで退院後松葉杖生活となったわけである。

    当然、不便を強いられるわけだが、松葉杖を使うといつもと違う風景が見えるのは確か。

    ●タクシーの運転手さん

    病院への行き帰りはタクシーを使うしか方法が無いのだが、タクシーの運転手さんが「いつも」より優しい気がする。こちらは補助が必要なほどではないので降りてきて手伝ってもらうことは無いが、気遣ってくれる場合が多い気がする。ただ、中にはきっちり病院から自宅までのルートを説明しないとならない場合もあるわけで、そういうときは強めに言っても受け容れてもらえている気がするw

    ●いつも行くスーパー

    いつも行くスーパーへ買い物に行ったとき。実のところ普通に歩いて3分くらいの場所にあるスーパーだが松葉杖を突いて行くとけっこう時間がかかる。店内に入ると「あれ?この人どうした?」みたいな空気が漂うのだが、会計の時などレジかごを運んでくれたりするといささか恐縮する。「サービス業だから当たり前」と思う方もいるかも知れないが、私としてはそこに対してホスピタリティーを期待していなかったものの、たいへん有り難い気持ちになった。

    また、店内を行き交うお客たちも「私を避けるように」してくれるwただ、全く空気を読まないというか、松葉杖の私にショッピングカートで当たっても知らん顔してる人たちもいる。これはこれで仕方の無いことだし、こうしてみると私自身も過去にそういう無神経なことをしていたかも知れないと思うと気にはならない。それよりも、そんなことより気遣ってくれる人たちのほうがそうじゃない人たちよりも多いというのは世の中まだまだ捨てたもんじゃ無い。

    ●ネットスーパーを使ってみようとしたが、、、

    いつも行くスーパーへわざわざ出かけるのは気分転換には良い(足には良くないw)のだが、これを機に一度ネットスーパーを使ってみようと思い調べてみた。大手のサイトに登録し、品揃えや価格を見ながら「配送料」を加味しても玄関まで運んでくれるなら許容できる条件だった。肉や魚、そして野菜など生鮮食品から冷凍食品、飲料(お酒含む♪)など、日常的にスーパーで買っているものは買える。しかも弁当やお総菜の類いまで買えるのはちょっと驚きだった。

    ただ、注文しようとしたタイミングが悪かったのか、「生鮮食品」を買いたいのにも関わらず、配送日が最速で2日後の午前中だった。

    要するに日曜日に欲しいので頼もうと思った商品の配送日時が火曜日の午前中だった、ということ。

    「生鮮食品」の配送日が2日後の午前中というのは実用的では無い、、、、。

    「当日配送」ならば・・・、と思うもこれに関しては私の事前調査というか準備不足感が否めない。

    ただ、行く手間、並ぶ手間などを考えるとネットスーパーもアリかもな、と、いつもなら気付かないことに気付いた。

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    これを書いているのが2/7(日)。

    恐らくあと数日で松葉杖生活も終わるはずなのだが、生まれて初めて松葉杖生活をしてみて、手術やら入院などけっこうキツかったのだけど、その一方、客観的にいつもと違う風景を楽しんでいる。


  • 十数年ぶりにノートカバーを新調したはなし。

    ここのところバタバタし過ぎていて、ふと気付けば12月。

    もう一年が終わると思うと同時に、このバタバタ感をもってして師走を感じています。

    そんな中、ノートカバーを新調したのです。いま使っているのは恐らく10年以上使っているのですが、いつ買ったか覚えてないくらい。とりあえず10年以上前に買ったノートカバーであることは確か。私はかなりのメモ魔で、「手帳」では無理。これは過去にシステム手帳なんぞを買って試してみたものの、書く面積小さいし、そもそも書きづらいという弱点があった。それで手帳代わりに「ノート」になったわけだが昔はスケジュールもこのノートで管理していたが、今はスケジュール管理はグーグルカレンダーを愛用している。

    そもそも紙のスケジュールは常に持ち歩かないとならないが、グーグルカレンダーならスマホと連携できるので手帳を持ち歩かなくて済む。

    便利な時代になったもんだとつくづく感じます。

    それで以前使っていたノートカバーがこちら;

    ここで「?」となった方もいるかと思います。何が変わったかわかりますかね?

    実は;

    サイズが変わりました♪

    10年以上使っていたメモ用ノートのサイズを変えるのは正直なところものすごい勇気が必要でした。見開きでB4サイズは自由に書きやすい。ただ、キーボードの前に置いて使ったり、打ち合わせの時に広げるとちょっと邪魔だったりする。そして一番の理由は「持ち運びに不便」ということ。

    私の場合、カメラバッグに機材と一緒に入れる場合が多いのだけど、B5はほんと入れづらいし邪魔。そしてわずかながら重い。

    一方、A6の場合は見開きA4サイズなのでキーボードの前に置いても、打ち合わせの際にも邪魔にならない。

    また、ノートカバーも今まで使っていたものでサイズ違いを奇跡的に見つけることができた。この色をどう思われるかは個人のセンスだが、なぜ私がこの色を選んだかというと、鞄の中にあっても存在感がある色(判別しやすい色)だから。

    鞄の内側ってかなりの確率で「黒」なので、そこに黒いカバーだと見つけづらい。なので「黒以外」で視認性の高そうな色を選んだというわけ。

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    私のノート活用術は、原則「時系列」で書く。打ち合わせのときは端のほうに「日付と相手」を書いておく。一人の時、仕事上のToDoやアイデアは「日付」のみ。一切分類はしないことにしている。こうすると時系列で過去に遡れるので探すのが楽。また、このノートに情報が集約されているわけで、ある意味「日記」的な役目もある。

    ただ、この「時系列管理」の場合、多少旧タイプのものから重要な部分を抜粋して、書き直すこともするのだが、それでも不安なので結局新旧の2冊を持ち歩くことになっている。

    これはいささか想定外だった、、、、

     


  • 「どうありたいか?」じゃないのかねぇ・・・。

    久しぶりの更新です(苦笑)

    なかなか更新する時間が無いというか、ネタが無いというか、それよりも数年前と異なり、私もいろいろと複雑な状況におかれているわけで、さほど自由に好き勝手言いづらい(書きづらい)感じではありますw

    そんなことはさておき、本日のお題。

    「やりたいことが見つからない」とか「将来どうなるか不安」と思っている方は多いと思います。また、いろんな事情で無職だったりニートだったり(同じだけどw)する方もいると思います。でも、これって別に無職、ニートに関わらず会社勤めしている人も同じじゃないかと思います。

    少なくとも私がサラリーマンの時はそうでした。

    その後、無職の期間(割と長い)もありましたが、違いは収入があるか無いかの違いだけです。「だけ」と書きましたがこの差は大きいのだけど・・・。

    ただ、さすがに今の自分は経営者なので、「将来の不安」はあるものの「やりたいことが見つからない」ということは無いです。そのためだけに日々辛い思いをしています。要するにそんな日々の辛いことは「やりたいこと」の結果と比較したら「辛いこと<やりたいこと」だからやれています。

    でも、普通はそんなことなくて、悶々としている方のほうが多いと思います。

    それで私は今、偉そうにこんなこと書いてますが、ここに至るまではほんと厳しかったのです。まずはここをご理解頂きたい。

    その上で言えるのは、自分が「どうありたいか?」を考えてみたら?ということです。

    精神、肉体、気分、体調、なんでも良いです。目的や結果ではなくて、「どういう状況や環境にいたいか」ってことです。

    あのね、「人生賭けてやりたいこと」なんて普通見つからないよw

    私の父親は今76歳で床屋をやってるのだけど、2、3年前に私に言ったのが;

    父:「俺さ、床屋向かないと思うんだよ。」

    ちなみに父の床屋としてのキャリアは50年以上です。これ聞いたときに私は思わず;

    私:「いい加減諦めろよ!」

    と言いました(実話)。

    要するに、人間なんて50年やっててもそれが「答え」だとは思わないんです。

    なので「やりたいこと」なんてそんな難しいこと考えず、「どうありたいか?」を考えた方がずっと前向きです。

    家族との時間を増やしたい、モテモテになりたい、お金が欲しい、なんでも良いのだけど、そのために必要なモノと今の自分の状況を比較してその「差分」を埋める努力をするんです。

    例えば;

    家族との時間を増やすために、「自分に足りていないモノは何か?」

    モテモテになるために「自分に足りてないモノは何か?」

    ってな感じ。そもそも「ゴールだけ」見えてても自分とそのゴールの「差」が分かってないとどうにもならないと思う。ただ、それって別に「やりたいこと」じゃないし、家族との時間が「今」増えたところでこの先どうなるかなんて分からない。「今」モテモテになったって、いずれ機能しなくなる(ここの解釈は想像に任せますw)のでモテモテになって人生終わりじゃ無い。

    大切なのは常に「どうありたいか?」を自問自答し、そのために試行錯誤することじゃないか?と言うのが最近の結論です。

    「最近」としたのはこの先違うことを思うかも知れないからですけどねw

    ちょっと伝わりづらい文章になってしまいましたが、なんか伝われば幸いです。

    ご参考まで、、、