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時間とコストの圧縮法考察

事業運営において、いろいろな考え方があるのですが、一つの事業に対して投じる資源としてよく言われているのは「ヒト・モノ・カネ」かと思います。

ただ、実際のところこれだと「時間軸」の概念が無いので気付かないうちに余計なコストが発生している場合が多い(というか間違いなく発生している)。事業特性として「時間を置く」というのが戦略の事業もあるので一概には言えない。ただ、そういう業種はむしろ少数だと思います。

さて、それで大抵の場合、事業を行うときは「目標設定」をする(はず)。漠然とでも数ヶ月か数年かそれは分からないが誰しもイメージしている「事業の結果」がある(はず)。

※「(はず)」と書いているのは少なからず目標の無い経営者がいるからです。

それでそれはザックリ時間とコストのかけ算でイメージできる。時間はそれこそ「時間」だしコストは人件費や外注費、広告費など「キャッシュアウト」が伴うようなもの。概ね月次や年度単位で設定するのが一般的だろうかと思います。

ただ、いずれにせよ時間とコストとのかけ算とするならば「時間優先」か「コスト優先」の二択になる;

たまに「カネに糸目を付けない事業」というの耳にするわけですが、だいたいおかしくなっていると思います。まぁ、経営者がそう判断したのだから仕方ない。しかし、ここ数年来の国内SNS企業の動きは資金が豊富なのも手伝ってコストよりも「時間」を優先しているようでまさに↑の図が合致します。

一方、時間をかけるケース(コスト優先)もありまして;

これは「サイドビジネス系」に多い。あまりお金使いたくないけどじっくり育てたい、みたいな。「育てたい」というと聞こえは良いですが経営者の「趣味」だったり、「小遣い稼ぎ」だったりする場合もあります。

いずれにせよ人それぞれなので構わないのですが、この辺意識するだけでもそこの経営者なり「事業背景」がどういうものか垣間見えます。

さて、それでは当事務所のようなところはどうか?となると最初の図;

まぁ、端的にこうなるわけです。完全に我が儘です(笑)

「ヒト・モノ・カネ」なんて無い。事業運営上最低限の範囲で創意工夫をしているわけです。立ち上がり間もない事業なので想定内ですが、逆に先行する競合と戦うにはこれを実現しなくてはならない。勝ち負けの判定ができるわけではないので一概には言えないが、まずは肩を並べないと話にならないわけです。

特に「時間の圧縮」というのはコスト圧縮よりも容易なことが多く、当事務所は外部委託(いわゆる外注)を使っていない。これを外注使うとえらい面倒なことになる。もう朝は9時とか10時からだし、「打ち合わせが」とか「仕様が」とか言われるわけ。そういう不毛なやりとりも無くしたいし、結果が同じならいかに早く目的を達成させるか、効率的か、に知恵を絞る。

それでとりあえず私たちは時間を圧縮するために24時間フル活用することにしている。

例えば;

ECサイトの場合、修整・変更は私の一存で決まる。それでそれに必要なデザインやらパーツも自分で作る。ここまではよくある個人事業主の光景。ただし、これらの素材をシステム担当者に朝6とか7時に渡す。もしくは夜に突然渡す。事前の打ち合わせはない。

そうすると大抵の場合は昼前には変更が完了する。むろん、システム担当者との日々のコミュニケーション、サイトコンセプトや哲学を共有しておく必要はある。関係性における上下関係も存在するが、打ち合わせ無しで作業を依頼するというのは(些細なことであれ)頼まれるほうも理解していないとならず、当然こちらの意図が伝わっていないとならないし、伝える努力も必要。

普通の企業なら始業時間というものがあって、そこから「打ち合わせのためのスケジュール調整→打ち合わせ→デザイン→確認作業→組み込み作業→確認作業」、と言った流れだろうか。当然、こういうプロセスは無い。

だから時間が圧縮できている。また、時間を圧縮するために出来る限り人を増やさない。単純に「人を増やす=工数が増える」のだから。ちなみにここで言う工数とは前述した伝達系統だったり、管理する手間だったり。

人を増やさないことは実は時間圧縮には効果的だと思う(※個々人の負担は大きいです。これは間違いない。)。そしてその副産物として「役割分担」や「責任の所在が明確」というメリットもある。

一方、「コスト」は目に見えるものが多い。だいたいが「外注費」なので外注費を特定し且つ固定費を下げる以外にはない。もしくは外注費となる部分を内部化し、時間圧縮と一緒に処理してしまうかだ。

いずれにせよ時間圧縮は内部要因(もしくは内部化)によって解決される部分が大きく、コスト圧縮よりもし易いというのが最近の結論。それぞれが作業する時間帯をちょっとずらすだけで12時間ほど短縮できることなんてざらにある(※これだと3日かかるものが2日で終わる計算なのでインパクト薄そうですが3ヶ月が2ヶ月になるインパクトは強烈にデカイ)。

そして時間の圧縮にはお金がかからないことが多い♪(←本日のポイント)

経営者の皆様のご参考になれば幸いですm(_ _)m

※当事務所は「写真事務所」です。