
京急の駅に「生麦」という駅がある。あの生麦事件の生麦である。
ここにはキリンビールの横浜工場がある。
駅から10分ほどの所にあるのだが、途中にある居酒屋は「キリンビール」を一押しにしている。「アサヒ」はどこにも見あたらない。アイリッシュパブもあるが当然「ギネスビール」である(※ギネスビールの国内販売はキリンビールです。ただし、キリンも一番搾りのブランドで黒ビールあります)。
途中、国道沿いをてくてく歩くと生麦事件の碑があったりして意外な発見がある。
着くとひとまず受付で手続き。自動車や自転車で来てないことを聞かれる。
しばらくしてガイドさんに連れられ中を見て歩く。工場内は撮影禁止である。
一通りビールの製造工程などの説明や、キリンビールのポリシー聞かされたり。瓶詰めや業務用の樽缶の詰める工程なども見学できる。敷地は五万坪ほどあるのだが、興味深いのはこのこういう場合、敷地の広さをイメージさせる比較物として「東京ドーム」がよく使われると思うが、ここでは「横浜スタジアム」であった(さすがは横浜。妙に新鮮)。
見学は50分にも及ぶ。これがいささか長い気がした。
そして見学後はお楽しみの「試飲」である。ここの工場はお一人様二杯まで。
「一番搾り」と「一番搾りスタウト」をチョイス。もともと黒ビールは好きではないが試飲ならばということでオーダー。
ちょっとしたおつまみも貰えるのだが、ビールの量に対して足りない。このあと気付くのだが横の売店でチーズなどのちょっとしたおつまみが売られており、あれを活用すべきだったと反省。
ビールの温度はもう少しキンキン感が欲しかった気もするがそこはタダなので我慢。
試飲後は、見学中ガイドさんに教えて貰った工場内のレストランで「無濾過ビール」を飲んでみることにした。ちなみにこの工場はレストランが二軒ほどあり、食べ放題があったりとなにかと行き届いている。「スプリングバレー」というパブっぽい雰囲気のレストランにした。
すると客の一人が小さなグラスを三つ並べて「飲み比べ」をしているのが見えた。店員さんに聞くとメニューには載っていないとのこと。せっかくなので無理を承知でお願いした。
久しぶりに本場っぽいビールの味に触れた。もともとこうした個性の強いビールは好きではないのだが、グラスで一杯だけ飲むくらいならこうして小分けにしたものを飲んだ方が楽しい。
酒の工場見学の基本スタイルはあくまで「飲み比べ」が鉄則なのだ(※ホンコン流)。
ここで酔っぱらう訳ではなく、あくまで自分の味覚に「経験」させてやるだけだ。
あと、ランチメニューが充実しており(ガイドさん一押しはここのランチだ)、近所のママさんグループがランチしていたり。値段も都心のランチくらい(1,000円前後から)だし、味も悪くない。夜は10時頃まで営業しているらしく、この辺の人ならちょっとしたレストランとしても使える内容。
ちなみに個人的にかなり気に入ったのが「キャベツの酢漬け」。
これはビールにほんと良く合う。ただの酢漬けなんだが(お値段400円ほど)これがビールのアテに良い。ザワークラウトも好きだがこっちの方がシャキッとした食感とひんやり感がありこの季節に最適だ。自分で作れそうなのでこれは挑戦したい。
場所がちょっと不便なので、団体で来るにはハードル高いが(観光バスで来ている団体はいる)、横浜方面へのデートなんかには使える場所だ。
かねてから来たかった場所だったので満足度は高かった。
お酒工場見学はいつ行っても楽しく、少しくらい不便でも行くだけの価値はある。

