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移動時間を楽しむ

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ちょっとお盆で油断してしまい更新滞りましたな。

さて、2週間ほど前の話にはなりますが、大阪行ったときの話の続き。

かねてから移動距離とクリエイティブは比例する、と言っていますが、「移動時間の長さ」もまた使いようによってはクリエイティブにとって価値がある。

大阪から山崎蒸留所に寄ってから名古屋へ向かったのだが、通常であれば京都に出て、新幹線を使うことになる。

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しかし、貧乏な私は前から一度やってみたかった「在来線」で名古屋まで行くというのをやってみた。東海道本線を使うことになるのだが、新幹線で一時間の距離が三倍の3時間かかるのである。両者の価格差は新幹線が六千円、在来線三千円なので二倍の料金を払えば1/3に時短できる。

まぁ、時間を金で買う、すなわちタイムイズマネーってことだ。

サラリーマン時代はそれが当たり前だったし、「移動時間は寝る時間」だったし、新幹線で移動するのが当たり前だった。でも、今思うと後悔に似た感情があることも事実。なぜあんなに急いでいたのか?

そんな想いから「今ならできる!」と思い在来線で行くことにした。

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途中、発泡酒と適当なツマミを買った。昼時だったのでもう少し腹にたまるものをとも考えたが昔とは違い、駅のホームにはキオスクこそあれ立ち食いソバや弁当売りのオヤジがいるわけでもない。時代の流れという奴か。

幼い頃、汽車(北海道に電車という概念はない)で移動するのが当たり前で、弁当買ったり、ソバを買って車内に持ち込んだりするのが常だった頃を思い出すといささか味気ない。

ただ、回りを見ると若い女の子がおにぎりを食べていたり、ちょっと昔の名残を感じる光景も見ることができた。

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電車は米原と大垣で乗り換えるのだが、車窓から見える光景を楽しみながらの移動は悪くない。途中、乗客が入れ替わるのだがそこにはそれぞれの生活があるのだろう。

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買ったビールはあっという間に飲み干してしまい、車内販売なんかあれば言うことなしだがそういう電車でも無いんだよな。いずれにせよ新幹線よりは安いし時間もかかるのだがなんとなく贅沢感はある。この辺は個人の価値観なので一概に言えないが、少なくとも私は贅沢な感じを受けた。

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一分一秒を争って移動することを否定しないし、それが時代と言えば時代なのでむしろ正しい。ただ、かかる時間と消費する体力を考えると金だけの問題でも無いような気がする。

なんかね若い頃こういう旅をすることができなかった、というかしなかったことを後悔しつつ、恐らく若いときにやっても今のようにいろいろ吸収することはなかったようにも思う。

移動時間を楽しむこともまたクリエイティブに繋がると思った。