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「Lives without a Title」 “ChapterⅡ family&friends”

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さて、昨日の続き

内容というか、構成を決めるとき、何をどういう切り口から入っていいのか難しかった。ニューヨークで撮った写真は約2,200枚あり、これを何回も見直した。繰り返し見ることで何かしら「共通点」が見えてくると思ったから。

この方法自体は正攻法であり、漠然と「人の繋がり」と「その人たちの日常」が見えてきた。

私の撮り方の特徴として「個人が特定できないアングル」がある。これは長年勤めた会社がストックフォトビジネスの会社で散々著作権やら肖像権を扱っていたからだ。どうも個人が判定できるアングルを無意識のうちに避ける傾向がある(※本来無用なトラブルを避けるためにもこれは正しい)。

それで「顔が見えない」というのは見る人に委ねる部分も多いということの裏返しとも言える。

2,000枚超の中からザックリ200枚ほど選び、次はこれらをどういう構成にするか、が問題としてぶち当たる。カテゴライズして、それぞれ分けるという方向性に辿り着いたのは良いのだが、「カテゴリの名称」がどうも浮かばない。

結局、選んだ写真を見返して少ないボキャブラリーを駆使して4つほどに絞り込んだ。ただし、4つにすると全体がぼやけてしまい、さらに枚数にばらつきが出てしまった。それで結局3つのカテゴリに絞りこんだ。

3つに絞り込んだところでやっとそれっぽく「成立」してきたのでこれをさらに詰めて行くことにした。

さて、そんな裏話を踏まえつつ"ChapterⅡ family&friends"をご覧下さい。

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写真の構成が決まり、それを物理的に「どう見せるか」でも悩んだ。さほどお金をかけることもできないし、かといってチープな感じにするわけにもいかない。結局このために市販のファイルを数種類買ってきてどういう見せ方が良いのかを検討した。また、サイズに関しても2L版が一番コストパフォーマンスが高く、それ以上のサイズだとプリントコストが急に跳ね上がる。写真の場合「大きく見せる」というのが常套手段だが、数の多さも相まって現実的ではなかった。

とにかく予算は限られているので「知恵」を使う以外に無かったのだよ。

さて次回は「ChapterⅢ on the street」をご紹介予定。