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HDR(High Dynamic Range Imaging)について私見

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今日はちょっと専門的な話。将来写真家を目指す人じゃなかったらさほど関係ないかも?

昨日のネタにした「MyJapan」というFBのコミュニティで実はこの加工法を使った写真のウケが良いのである。確かに「!」と思えるイラストチックで印象的な写真になる(本日の最初の写真がそう)のだが、個人的に嫌いじゃないけどあんまり多用したくない。

これって原理が分かると意外とチョロいのだ。先に参考URLを紹介してしまう。

HDR Works

要は露出の違う画像を合成することでHDRの画像は作れる。専用のソフトも売られている。

hdr_sample_3-1-2.jpgそれで「露出の違う画像」をどうやって撮るかと言うと、中級以上のデジカメならば「ブラケット撮影」という機能が付いている。これを使えばOK。露出が0、-1、+1、と三段階あればいい。露出の設定に関しては好みではあるが、いずれにせよ「露出違いの写真が三枚」あれば作れる。

それをPhotomatixというソフトで合成する。慣れるとさほど難しくない。

hdr_sample_4-2.jpgそれでお恥ずかしながら、この技術を知る前までこういう写真が撮れないことに自信喪失するくらい凹んでいたのだが、原理を知ってしまうと「なんだよ~」みたいな気分。なんかつまらなく感じた。「知らない」というだけで損をするというのはそういうことだ。

hdr_sample_5-4.jpgただ、それじゃこれはどういうところで使われているかというと不動産広告くらいしか思いつかない。他にも用途はあると思うがあるとしてもアート的な使われ方くらいか。もしくはお店の外観とかかな・・・。

R0013622_1-1.jpgさて、個人的に好きになれない理由だが所詮こうした「テクノロジー依存の何か」というのは結局テクノロジーの進化によって安易なものになってしまい、けっこう使い込んではみたものの気付くと誰もが使えるものになってしまっている。すでに最近の携帯電話とかデジカメにはこのエフェクト機能が実装されている機種もあるし、専用のソフト使わなくても似たようなエフェクトは再現できる。

例えば前述したPhotomatixで作ったのがこれ;

R001587_1-1.jpgそんでLightRoomで作ったのがこれ;

R0015873-1.jpg専用ソフトに比して精細さに欠けるが、恐らく普通の人は気付かんよ。選ぶ被写体にもよるんだけどこんなあっさり再現性があるとなんか安っぽい。全面的に否定はしないんだけどこれで「ドヤ顔」されてもねぇ、とは思っている。

hdr_sample_6-3.jpg個人的にはテクニックの一つとして今後使うことはあるかも知れないが、これを全面に押し出して「俺、スゲーッしょ!」みたいな感じじゃないなー。あと、HDRテイストの写真見せられても表面的には「へー!」とか言いますが、内心はけっこう冷ややかだろうな。

なんというかタネを知っている手品を見せられているのと同じ心理。