さて、昨日は水中撮影について書いたが今日は帰りに観光した話。
結局朝の5時半頃海水浴場に着き、10時過ぎに撤収した。そのあとはT氏と二人で下田市を軽く散策することにした。
何の予備知識もなく来てしまったのでもったいなかったが、要は漁業と観光の街でキャッチフレーズは「開国の街」である。とりあえず「ペリー来航」がこの街のキーワードと言って過言ではない。
それで町中を歩いていても人が歩いていない。この日は炎天下であったからかも知れないが、人通りはまばらだった、というか歩いていると死にそうな暑さだ。ひとまず目的の寿司屋を目指す。
あと、歩いていると気になるのが金目鯛と干物である。特に金目鯛は全面に押し出されている。立ち寄ったスーパーでも丸々一匹の金目鯛が売られている。そして到着した寿司屋で「地魚握り」というのを頼むと;
やっぱり金目鯛(右上)で鰹やアジなどが入っている。回転寿司とは違いお味は寿司屋さんのお寿司と言った感じで旨い。魚も生臭さなんてない。自宅近辺のスーパーで鰹買うとけっこう生臭くてがっかりする。あと、ここの大将はとにかく気さくに話す人だった。以前、友人に聞いたのだが旨くても無愛想な寿司屋には行かない、という。ある意味寿司屋というのはBarに近いのかもね。好みだろうが。
また、立ち寄ったお菓子屋さんで印象的だったのはとりあえず「ペリー」のネーミングが盛り込まれた商品が多かった。それで写真の「下田かりんとうまんじゅう」というのが気になって一個試しに買ってみた。雰囲気的には温泉まんじゅうを揚げた感じのものなんだがこれがバカウマ!正直驚いた。
揚げているので脂っこいし、甘みもガツンと来る甘さなんだがこれが抜群に旨い。深夜ドライブ、その後シュノーケリングで疲れていたからかも知れないがとにかく驚きの旨さだった。
よく「甘さ控えめ」が売りのお菓子があるのだが、私は「甘さ控えめ」が大嫌いだ。甘い物食いたいのに甘さを控えるとは自己矛盾以外の何物でもない。なので私は海外に行くとたいてい甘い物を一度は口にする。この「かりんとうまんじゅう」もまた甘い物を食べたいという欲求を満たしてくれるものだった。
それで外で汗だくになりながら食べているとお店の中からおばちゃんが冷え冷えの麦茶を持って来てくれた。さらに好感度アップ!店名は「ロロ黒船」という(由来は知らん)。ここはお勧めだ。なんかね、地方ってこういう細かいサービスが良いよ。東京で130円のまんじゅう買った客にお茶は出さないだろ?ここはそんな客でも笑顔でお茶を出してくれる。
ひとしきり食べたあとは「ペリーロード」へ。
なかなか雰囲気のある場所だ。全長500mくらいらしいのだが京都よりも風情があるように思う。ただ、残念なことに「酷暑」だ。暑すぎるせいか人はまばら。
観光地なんだろうがさほど観光客がいるわけではない。あとペリーロードはコジャレた感じのカフェも多い。地方都市だからといって特別安いわけではないのだが、観光で来てふらっと寄るなら丁度良いくらいか。店の飾り付けも建物の雰囲気を壊さない感じで悪くない。どちらかというと昭和モダンな店構えが多い。
やはりね、観光地と言えども元々ある風情を壊さない程度に現代の感覚を取り入れるのが良いと思う。過度に観光地として整備してしまうと結局どこにでもありがちな街並みに変わる。建て替えないというのはそれはそれでコストがかかると思うけど、やはり「変えない努力」というのも観光戦略の一つだと思う。「集客」をしたいのは分かるのだが、わざわざ来て整備された街並みにありふれた店構えだと来る甲斐が無い。あとは人柄だろうか。
私の個人の経験で言うと、こうした旅の中で「再訪するモチベーション」というのは実はそこにいる「人」だったりする。普段行く飲み屋しかり、こうした観光地しかり、再び行きたいと思わせる、もしくは再訪して覚えていてくれるというのは嬉しいものだ。
時間はかかるかも知れないが、顧客との関係性を築くには確実に効果があると思う。
それにしても暑い・・・・。このとき車に帽子を忘れてしまったんだよな。帽子があればもう少し機動的に撮れたのにな・・・。なんせ頭皮直撃のヘアスタイルゆえ写真撮るより身を守るほうを優先してしまった。
こうして見ると私の嫌いな「フォトジェニック」な街並み。でも、今回は許そう。いや、正確には初めて訪れる場所では「ド素人」な気持ちで撮った方が良い。とにかく「基本は奥義」なのだから。
それでなんというか夏でも良いんだけど、秋とか冬とか、ちょっと寒いくらいの季節だとどういう感じなのか気になった。
大きな期待をしなければ下田という街はそれなりに楽しめる。

