先日、某氏から;
「ホンコンさんがどうやって撮っているのか見たいので、一度一緒に撮りに行きません?」
と嬉しいやら恥ずかしいやらリクエストを頂きました。ただ、私は撮っている姿を見せるほど大物でもないですし、恥ずかしいので丁重にお断りした次第。要は撮っているところを見られたくないのだよ。なんか下半身を見られているというかケツの穴見られているというか(※ケツの穴を見られて平気な方がいらっしゃるとは思いますが、あくまで喩えなので「俺は平気だよ」とかいうツッコミは無しでお願いします♪)。
ただ、そうは言ってもせっかくそうやって思ってくれている方がいるならば、どうやって撮っているかはご紹介します。あと、いつもより写真多めにしますので参考になればと。
それで直近では5/21(土)に撮りに行ったときの話。
まとまった枚数を撮るときは早朝のことが多い。なのでこの日は朝4時起き。始発電車に乗って押上まで。
それで一応行く前に「目指すエリア」だけは決めておいてあとは漠然と歩く。この日は押上の「スカイツリー」をヘソにし、「押上→浅草→上野」というのが基本ルート。
とにかく歩くのだ。それで到着したらおもむろに撮り始める。
最初はウオーミングアップをかねて数枚撮る。それでこの日の「自分の調子」を確かめる。「確かめる」と言っても「スタート!」みたいな掛け声に近い。一路目的の浅草方面に向かって歩く。
とりあえず気になったらシャッターを押す。液晶モニタでいちいち確認もしない。撮ったらさっさと移動する。
歩きながらも撮る。立ち止まるときも「時間勝負」である。撮る時間は感覚地で3秒くらい。構えるのに1秒、シャッター半押しでピント合うまで1秒、シャッター押して撮り終わるまで1秒(実際には1/100秒とか、1/320秒とかなのでもっと早い)。あと、カメラの電源も入れたまま歩いていることが多い。日中の場合、手ぶれする可能性も低く、片手で撮っても大丈夫なのでペースは早め(※油断すると日中でも手ぶれするので臨機応変に)。
あと、早朝のスナップというのは「時間との戦い」である。始発電車に乗って最初の駅に到着してから一時間くらいが「コアタイム」。時刻にして6:00~7:00の間が勝負。この時刻を過ぎると人が増えたり、狙った光のグラデーションを逃す。
とりあえず時間との勝負なので歩きながら周囲を見回しながら歩く。それで一度通ったところは戻らない。初見の場所でもアドリブで撮る。直感重視。たぶん、何も反応しなかったらそこは「違う」ということだと決めている。また、進むペースと撮るペースが上手く乗っている時はなおさら。
また、この日は「スカイツリー」がヘソなので別アングルも探し撮る。普段こうしたランドマーク的な物は撮らないのだが、この日は志向を変えてみた。誰が撮っても同じようなものなら別に私が撮らなくてもいいじゃん、みたいな考えだがそうは言ってもそこまで多くの人が興味を持っている物なら一度は撮っておこうか、みたいな。
撮る被写体に拘りはなく、気になったらとりあえず撮る。アナログ時代ではなかなか難しかったがデジタルの場合は枚数なんて気にしなくて済むのが良い。ただ、その分は量をを撮らないとデジタルの意味はないので意外と「量にこだわる」というのはプレッシャーでもある。
そしてさらに歩を進め、前述のスカイツリーを気にしつつ歩く。歩くルートは特に決めていないのだが、この界隈の場合は大通りは避ける。再開発エリアというのは整備されすぎていてまったくつまらない。
それで、最近の課題としては結局ノスタルジックな被写体を選びがちになっているということ。それはそれで面白いのだが周囲の雰囲気と比較してそういう被写体が浮いて見えてしまうのでつい撮ってしまう。ただ、それだと凡庸な写真にしかならない。「凡庸」というのは「どっかで見たことのある写真」ということ。良くも悪くも「絵はがき」みたいになる。そうは言っても結局そうなることも多々あるのでこの点についていつも葛藤している。
一つ言えるのは東京に限らず「昭和テイスト」の建造物は日本中どこにでもあるし、そればかりを狙うのも芸が無い。ただ、日本の建物というのは均質化される傾向にあるのでそうした個性的な建物につい惹かれてしまうのも事実。
「均質化」される理由の一つとして考えられるのは建物の耐用年数があると思う。欧米では築50年以上の建物も多いし、パリでは外装を変更することは禁止されている。少なくともパリとかニューヨークで新築工事の光景を見る機会はほとんど無かった(リノベーションは多々ある)。
一方、日本の場合築50年以上の建物は珍しいし、いつでもどこかで新築工事をしている。これだと「街のカラー」がいつになっても定着しないし、むしろ日本の街というのは均質化されすぎてどこの街も薄まっていると思う。
それでその原因の一つに耐用年数があるのだろう。減価償却期間も鉄筋RCで30年ほどだと聞いたことがある。欧米との決定的な違いはやはり「地震大国」と

