
最近、「風呂上がりに呑む」のがマイブームである。
ってか「風呂上がりに呑む」のはフツーなんだけど、ここで言っているのは「銭湯」である。
家の風呂も悪くはないのだけど、風呂上がりと言うか、「保温力」が全く桁違いである。翌朝までポカポカである。夏場は無理だが今なら全然「アリ」だ。
以前は用賀の銭湯(自宅の近所)に行っていたが、これと言った飲み屋も無くなり、退屈していたのだが三軒茶屋には「千代の湯」という246号線沿いに面しつつも、実は三茶の飲み屋街のど真ん中にある銭湯に行き始めてこの趣味が復活している。自宅の風呂でも良いのだが、「開放感」や「非日常」という意味で全く異なる。
なので最近どこに呑みに行くにせよ、場所や時間によっては「風呂道具」を持ち歩いている。東京というところは今も都心部に銭湯は少ないながらある。
さて、三軒茶屋の場合はどういうパターンか。
時間帯は銭湯が開く16時前後が好みだ。そうそう滅多にこんな時間に銭湯行けるわけではないが、日曜日なら許されるだろう。番台の婆さんに軽く挨拶をし、入浴料を払い石鹸を買う。締めて480円。
ちなみに東京都の銭湯は大人450円と決して安くはない。自宅の風呂を沸かしても450円もかかることはない。
銭湯はすでに贅沢な娯楽、とも言える。
脱衣所で服を脱ぎ、体にお湯をかけていざ入浴となるわけだが、早い時間の銭湯というのは「湯が固い」のだ。すなわち熱すぎる。この時間帯の千代の湯は湯船に備え付けの温度計で「52度」。すなわち激熱だ。
この温度だと風呂好きな気むずかしそうなジジイでも入るのを躊躇している。水を足すのは作法として無礼であるので我慢して入る。とにかく一度浸かるまでが勝負だ。一度入ってしまえば良いのだが、それでも熱い。
体を洗い、2、3度湯船に浸かるのが私のスタイルでここでガッチリ体を温める。
そして風呂からあがり、喉の渇きもほどよいところで軽くビールが飲める店へ急ぐ。すべてはビールのための儀式だ。
こんな早い時間にやっている飲み屋なんぞは無いのだが、私の場合は三茶のラヂオ焼きだ。
ここで瓶ビールを一本飲み、適当に談笑しつつ、一本飲み終えた頃にラヂオ焼きの「お土産」を頼む。最近はラヂオ焼きを持ち帰るのがマイブーム。焼き上がりに少々時間がかかるのでその間に軽くもう一杯やっつける。
そして焼き上がったころに2杯目が飲み終わるのでそれを受け取って家路に付く。むろん、帰宅後はラヂオ焼きをツマミにチビチビ呑むのだ。
まぁ、こんな些細なことではあるのだが、こんな些細なことながらなかなか贅沢な気持ちになれるから不思議だ。
春頃まではこの楽しみは続きそうだ。


