先日、当事務所主催のワークショップを開催した。
構想から実現まで二年ほど要したことになるのだけどひとまず一つ当事務所の事業活動が進展したことは素直に嬉しいところ。
実際やってみるとやはり予想と違っていたり、「ここまでやろう」と決めていたところまでやれなかったりいろいろ反省点や改善点もありつつ今後に活かすことになる。
それでワークショップの企画と言いますか、パッケージングを振り返ってみる。
●人数
5名を定員にしていたのだけど、実は「4名」で応募を締め切った。なぜかというと過去のテストで懸念材料として挙がっていたのは人数で、当事務所スタッフ入れても5~6人前後が限界だろうということ。また、ハンズオン形式なので一人一人に実際に撮ってもらう、個別の質問や余談などをする上で大人数だと時間的に厳しいというのは最初から予想していたのでね。
ただ、少人数で参加者それぞれは「初対面」なので場の空気が馴染むまで時間を要するのがデメリット。同じ目的で集まっているので馴染むまでに時間はかからないのだけど、そうは言っても初対面というのは誰でも最初はやりづらい。この「馴染むまでの時間短縮」をどうしていくかは一つの課題。
●価格
今回は一回目ということで特別価格で実施したのだけど、ぶっちゃけ次回以降は価格を上げるつもりでいる。少人数制なので数を集めて開催できないのと、ドタキャンされてしまった場合は経営的につらい。引き続き定員5名で開催予定だけど、やはり少人数制というのは参加者にかかる経済的な負担が大きくなってしまうのはデメリット。
ただ、こうした経済的な負担を踏まえた上で開催するので「価格<価値」となるべく知恵を絞っている。要するに支払った価格以上の価値が無ければ意味がないし、参加して良かったと思ってもらえるよう努力したい。
なんせワークショップといえどもビジネスだし、顧客満足度が大事。
●企画(内容)
当事務所のワークショップのコンテンツはすべて「モジュール化」している。これはこれで一つのノウハウなのだけど、最初に参加者に内容とゴールを伝えるスタイルを採用している。これは漠然と参加してもらうのではなく、「次にどういうことをやるのか」を伝えておくことで理解の手助けにしてもらうのが目的。
そしてそれぞれのモジュール化されたコンテンツは恐らく日本では誰もやっていないのではないだろうか、と思うし、正直なところかなりいろいろな情報を詰め込む感じで進める。
また、実際に参加者にはセットされているライティング機材を好きなアングルで撮影してもらい、今後の「資料」として持ち帰って貰っている。メモを取るのもいいのだけどメモよりも実際に撮影した写真を「記憶の目次」として使ってもらい、聞くこと、見ることに集中して欲しいから。
ちなみに今回ご参加いただいた方から頂いた方たち頂いた感想メールを読んでいると情報量の質と量にご満足を頂けたようで安堵している。今回は初回だったので私も要領を得ていない部分もあり、まだ情報密度を高める余地がある。
将来的にはもっとハイエンドユーザーというかプロ向けのコンテンツも企画中。ただ、現時点では基本理論重視を変えることはない。なんせ「基本は奥義」だし、当たり前と言われればそれまでの内容でもクドクド繰り返して行くつもりでいる。
●品質(私の口調や雰囲気、コンテンツの質)
終わってからパートナーと反省会をしているときに指摘されたのだがどうも私の口調は好き嫌いが分かれるらしい。確かにこれは初めて言われたことではなく、時折言われることである。
改善すべきは改善するけど、「細野晃義写真事務所」主催で「細野晃義」がやっているのだからその点はご了承いただきたいという気もする(笑)それにわざわざ交通費かけて来て貰っている参加者(お客さん)に対して不快な思いをさせたいのではなく、こちらも必死で伝えようとしているのでね。
なお、コンテンツ自体の質としてはけっこうレベル高いと言いますか、日本国内で流通している書籍の情報よりも良質なんじゃないかと思っている。私自身カメラ雑誌をさほど読まないので厳密に比較したわけではないのだけど、活字と違って口頭や身振り手振りを加えて説明するので「伝わりやすさ」にメリットがあると思う。
●時間
2時間半を予定していたがやはり時間は延長してしまった。4名なのでいけるかな?とも思ったが一部割愛した内容もあったので次回は3時間ということでアナウンスする。たぶん、それでも時間延長は避けられないように思う。
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今後は今回の内容以外にもテーマや企画の違ったコンテンツも作れると思った。ただ、いかんせんけっこうな労力と準備が必要なのと、ぶっちゃけどう考えても専業でやって儲かるようなものでもないので月一回の開催しかできず、かつ少人数制と、そう簡単には広まらない。
いずれにせよ回を重ねることでいろいろブラッシュアップされることは間違いないので地道にコンスタントに続けていけたらと思っている。
次回は二月に開催予定だけどそろそろ準備をしないとならん。

