株式会社細野晃義写真事務所・細野晃義行政書士事務所のホームページ

何度行っても蒸留所は楽しい。

先日の三連休を使って北海道へ行ってきたのですが、毎回自由時間なんて無いに等しく、正直帰ってくるとものすごい疲労困憊しています。

そうは言っても実家があるので仕方ないし、墓参りなんかもしなくちゃならないし、いろいろとやることがあるのです。

ほんと、一番疲れる旅先は北海道だと言っても過言ではない。

それでもなんとか時間を工面してススキノで友達と呑んだり、ニッカの余市蒸留所に行ったりする。それで今回も半ば無理矢理でしたがニッカ余市蒸留所行ってきた。

それで余市蒸留所は何度も行っているのと、今さら改まって見学なんてする必要もなく、サクッと裏の駐車場に車を停めてウィスキー博物館の中にある「有料試飲スペース」に行く。

私の場合はシングルカスクを年数違いで「二つ頼むのが流儀」でして、今回は10年と20年をチョイス。それぞれ15mlほどですが、アルコール度数は56度ほどあります。

ちなみに「良い酒を呑むときはシラフ」が基本です。味が分かるのは最初に二杯くらいまでなので、「しっかりと楽しみたい」ならば体調管理も重要。

それでこの「蒸留所で呑む」というのはバーで飲むのとは雰囲気が違って趣がある。お酒というのは作っているところで呑むのが一番旨い。また、リーズナブルにいろいろ選べるのも蒸留所ならではの楽しみ。

これはどこの蒸留所も同じ。

ときどきうんちくたれる若造がいるのだけど、こちらはそいつらが小学生くらいのときから蒸留所に通っているのだから余計なお世話だし、過剰なノーガキというのは好奇心をスポイルする。

また、他の楽しみ方として、蒸留所には「そこでしか呑めない酒」や「そこでしか買えない酒」というのもあってそういうのを見つけるのも楽しい。

気をつけなくてはならないのはそこいらのスーパーでも買える「リテール品」を買ったり、呑まないこと。見学ツアー参加者向けに「無料試飲」をさせてくれるのだけど、そこではリテール品を試飲させてくれるのでそれで良い。間違っても有料試飲でそんなものを呑んではいけない。また、蒸留所の最大の魅力は「飲み比べ」であることも付け加えておく。

私の場合、ニッカの宮城峡以外の日本のウィスキーの蒸留所に行ったのだが(と言っても5カ所しかない)、男っぽい、ヘビーなのが好きなので余市と山崎(サントリー)がお気に入りだ。山崎蒸留所も縁があって何度となく訪れている。

ちなみに、山崎蒸留所は「鳥井信治郎」が作ったことになっているのだが、実際に設計から携わったのは竹鶴政孝(ニッカの創業者)ということはさほど知られていない。

そんなこんなで蒸留所というところは何度行っても楽しいし、ウィスキーが苦手な人にこそ行って欲しい場所でもある。言っておくが「ハイボール」なんぞは安いウィスキーを飲むには適しているが、しっかりと作られたウィスキーはストレートで飲むのが一番旨いと思う。色を楽しみ、香りを楽しみ、味を楽しむ。それにどんな味覚音痴でも蒸留所で飲み比べるとその違いが100%分かる。

あと、「良い酒」というのは変な酔い方しないのも良い。さすがに度を超えた飲み方をすればどんな酒も悪酔いするが、少なくともシングルカスクの場合、混ぜ物が一切無く、蒸留酒のため肝臓に負担をかけないという利点がある。

・・・・。

こんなことを書いていたらキリがない。もし行ったことがないなら人生の中で一度は行くべきだと思うし、友人らには積極的に勧めている。そして可能であれば「予習」をしてから行くと楽しさが倍増する。

「ジャパニーズウィスキー」というのは世界的に認知されており、諸外国のウィキスキーに比して繊細且つ豪快な味わいでその違いがよく分かる。日本酒やワインと違い設備投資も膨大で出荷までに要する年数(飲めるレベルに熟成されるまで最低でも5年はかかる)を考えると経営的に割に合わない側面が多い。サントリーが上場していない理由の一因であり、一時ニッカが東証二部に上場していたが現在は廃止している(竹鶴政孝が存命中は上場を拒んでいた。もともとウィスキー会社というのは上場という仕組みにマッチしないことを知っていたからである。)また、残念なことにこうした経営的な難しさから現在ではアサヒビールの子会社になっている。

短期的、短絡的な世の中においてこうしたものに触れておくのはいろいろな面で初心に返るきっかけとなる。

蒸留所というところに行くといつも新鮮な気持ちになる。

だからこそ少しでも機会があれば無理をしてでも行くようにしている。

(おまけ)

キリンが御殿場に蒸留所を持っているのだけど、ここは行く価値無し。ビール会社がウィスキーを作っちゃダメだよ。